図 マンナンに親和性をもつタンパク質の同定

Lactococcus lactis IL1403株を等張液中で溶菌酵素処理して表層タンパク質を可溶化し、pHを3に調整し、酵母由来のインベルターゼ(高マンノース型糖鎖をもつ)を固定したカラムでアフィニティ精製した。得られたタンパク質を二次元電気泳動で分離し、トリプシン消化してペプチドフィンガープリントによって同定した。その結果、同定されたタンパク質は全て、本来は細胞質に局在するタンパク質であった。これらのタンパク質の多くは、乳酸菌の表層に局在し、かつ、マンナンに親和性をもつと考えられる。DnaKについては、pH 4付近で乳酸菌にも酵母にも親和性を持ち、接着タンパク質として機能することを確認している。詳細は以下の論文を参照のこと。
Y. Katakura., R. Sano, T. Hashimoto, K. Ninomiya and S. Shioya: Lactic acid bacteria display on the cell surface cytosolic proteins that recognize yeast mannan. Appl. Microbiol. Biotechnol., 86, 319-326 (2009)